[show]ほど素敵な商売はない。
お花屋を続けていて、最近あらためて思うことがあります。
それは、花の仕事は「show(ショウ)」そのものだということです。

花は形として残らない。
数日、長くても数週間で役目を終える。
でも、その一瞬に込められる想いはとても強い。
誕生日、プロポーズ、開店祝い、送別、弔い。
どのご注文も「同じ花」は一つとしてありません。
だから私は「あなただけの花のshow」
という言葉が、とても気に入っています。
花は商品であり、演出でもある。
花束やアレンジメントは「モノ」ですが、
本質は体験だと思っています。
誰かの気持ちを預かり、その場の空気や物語を想像し、一つの“場面”をつくる。
それはまさに。舞台の演出や、showのような仕事です。
派手じゃなくていい。
でも、その人にとって忘れられない唯一のワンシーンになればいい。
そんな想いで、日々花を束ね、生けています。

SNSアカウントを統一しました。
このたび、SNSのアカウント名を「sembahananoshow(せんば花のショウ)」に統一しました。
Instagram、X(旧Twitter)など、これまで少しずつ名前が違っていた部分を、
ようやく一つに揃えることができました。
正直、遅かったと思います。でも今は、やってよかったと心から思っています。
「花のshow」という考え方、「hananoshow」という名前、
「せんば」という場所。
すべてが一本の線でつながりました。

ブランドは派手さより、積み重ね。
ブランディングというと、
特別なデザインや派手な仕掛けを想像されがちですが、
私にとっては日々の更新と継続です。
お知らせを書く。写真を上げる。商品を追加する。同じ名前で、同じ想いを伝え続ける。
地味ですが、
それが一番遠回りで、一番確かな方法だと思っています。

これからも「あなただけの花のshow」を。
場所が変わっても、形が変わっても、
やることは変わりません。
その人のためだけの唯一の花を考え、
その瞬間のための唯一のshowをつくる。
[show]ほど素敵な商売はない。
そう思いながら、これからも花と向き合っていきます。

🌸よろしければ「春の入口」シリーズもご覧ください。
「春の入口 ― 高津宮の枝垂れ梅を見に行きました」→https://hananoshow.com/kozugu-shidareume/
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花ヲタ初号。シリーズ化予定です。「ネモフィラ祭り|青い花の横にある色を見てしまう話」https://hananoshow.com/maishima-nemophila-festival/
花ヲタ② 花ヲタが選ぶカーネーション品種の謎|なぜそれを選んでしまうのか?https://hananoshow.com/carnation-varieties-selection/
📕「書評・街・文化シリーズ」・花屋の書棚「読まずに死ねるか!」|書評と文化の話 →https://hananoshow.com/bookshelf/
この記事の著者
花菜(hana)/井上 宏
大阪市中央区・船場エリアで50年以上続く花屋「花菜(hana)」の代表。
1級フラワー装飾技能士として、開店祝い・法人向け花ギフト・
日常の花贈りまで幅広く手がけています。

