美しい言葉が散りばめられた珠玉の英国ファンタジー『ライラの冒険』

小説『ライラの冒険』上下巻。

心を震わせる英国ファンタジーの傑作──『ライラの冒険』を読み返して

お花の仕事をしていると、「色」や「香り」だけでなく、
その向こう側にある“物語”を感じることがあります。

最近読み返した英国ファンタジー『ライラの冒険』は、
そんな「物語の色彩」を強く思い出させてくれる一冊でした。

華やかな冒険物語でありながら、
そこに散りばめられた言葉の一つひとつが美しく、
どこか花びらのように、静かに心の上に落ちていく感じがします。

お花を選ぶときも、本を読むときも、
大切なのは“想像力”だと思っています。

誰かの心を想像し、どんな色を贈れば嬉しいだろうと考えること。
ライラのように、自分の目の前の世界だけではなく、
見えない可能性に向かって歩いていくこと。

『ライラの冒険』は、そんな想像力の大切さを
優しく思い出させてくれる物語でした。

読書もお花も、
日々の生活にほんの少しの余白や、
自分を取り戻す時間をくれるものだと思います。

せわしない毎日の中で、
ふと物語を開いたり、花を飾ったりする瞬間が、
心の中の“あたたかい場所”になるといいですね。

「男はすぐ死んでしまうの。」魔女 セラフィナ・ベカーラ

「嘘が上手くても想像力はない」

この物語には予想もできない美しい言葉があります。英国のファンタジーは北極。白熊。魔女。いつもアイテムはそうだよね。「ナルニア国」も素晴らしい物語でした。

是非お時間あれば英国のファンタジー物語。例を挙げるのも憚れますが。「指輪物語」など。一度こ鑑賞ください。映画化作品もたくさんあります。


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