「春の入口3|大手橋から東横堀川へ」―ソメイヨシノ五分咲きの風景(大阪・本町)
大手橋から東横堀川へ―五分咲きのソメイヨシノ
年度末であまり時間がない中、東横堀川へ。
大手橋から本町橋まで、少しだけ歩いてみました。

ソメイヨシノは五分咲きくらい。
満開にはまだ少し早いですが、その分どこか静かな空気が流れています。
橋の上から見下ろすと、水辺に沿って桜がゆっくりと広がっていく様子が見えました。
街の中にいながら、季節が確かに進んでいることを感じます。
水辺に広がる春―ゆっくり咲く桜の時間
満開の桜はもちろん美しいですが、五分咲きのこの時期には独特の余白があります。
咲いている花と、これから開く蕾。
その両方が同時に存在していることで、風景に奥行きが生まれているように感じます。

東横堀川の水面と重なりながら、桜はゆっくりと季節を映していました。
急がなくてもいい、そんな時間がここには流れています。
橋の下に咲く黄色―モッコウバラとの出会い
ふと視線を少し先へ向けると、黄色い蔓のような花が目に入りました。
近づいてみると、モッコウバラ。
やわらかく広がるその姿は、桜とはまた違った春の表情です。
橋の下という少し控えめな場所で、ひっそりと咲いているのも印象的でした。
こうした小さな発見が、街歩きを少しだけ豊かにしてくれます。

東横堀川に残る言葉―井原西鶴の文学碑
その近くには、小さな石碑がひとつ。
井原西鶴の名が刻まれていました。



東横堀川のほとりに、こうして言葉が残されていること。
花を見に来たつもりでも、ふと立ち止まってしまいます。

水辺に咲く花と、石に刻まれた言葉。
どちらも、この街に流れてきた時間の一部なのかもしれません。
よろしければ「春の入口」シリーズもご覧ください・
「春の入口 ― 高津宮の枝垂れ梅を見に行きました」https://hananoshow.com/kozugu-shidareume/
「春の入口2ー中之島へ散策に行きました」ソメイヨシノももうすぐ。https://hananoshow.com/hanjitsu-nakanoshima-sakura/
この記事の著者
花菜(hana)/井上 宏
大阪市中央区・船場エリアで50年以上続く花屋「花菜(hana)」の代表。
1級フラワー装飾技能士として、開店祝い・法人向けフラワーギフト・
日常の花贈りまで幅広く手がけています。
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