「春の入口3|大手橋から東横堀川へ」―ソメイヨシノ五分咲きの風景(大阪・本町)

大手橋から東横堀川へ―五分咲きのソメイヨシノ

年度末であまり時間がない中、東横堀川へ。
大手橋から本町橋まで、少しだけ歩いてみました。

東横堀川遊歩道のソメイヨシノ。
大手橋から東横堀川を望む。2026/03/29 撮影。

ソメイヨシノは五分咲きくらい。
満開にはまだ少し早いですが、その分どこか静かな空気が流れています。

橋の上から見下ろすと、水辺に沿って桜がゆっくりと広がっていく様子が見えました。
街の中にいながら、季節が確かに進んでいることを感じます。

水辺に広がる春―ゆっくり咲く桜の時間

満開の桜はもちろん美しいですが、五分咲きのこの時期には独特の余白があります。

咲いている花と、これから開く蕾。
その両方が同時に存在していることで、風景に奥行きが生まれているように感じます。

東横堀川遊歩道のソメイヨシノ。
曇りだったのであまり美しく写真が撮れませんでした。センスがないなあ。

東横堀川の水面と重なりながら、桜はゆっくりと季節を映していました。
急がなくてもいい、そんな時間がここには流れています。


橋の下に咲く黄色―モッコウバラとの出会い

ふと視線を少し先へ向けると、黄色い蔓のような花が目に入りました。

近づいてみると、モッコウバラ。
やわらかく広がるその姿は、桜とはまた違った春の表情です。

橋の下という少し控えめな場所で、ひっそりと咲いているのも印象的でした。
こうした小さな発見が、街歩きを少しだけ豊かにしてくれます。

川沿いにあったモッコウバラ。春は黄色が眩しい。
川沿いにあったモッコウバラ。春は黄色が眩しい。

東横堀川に残る言葉―井原西鶴の文学碑

その近くには、小さな石碑がひとつ。
井原西鶴の名が刻まれていました。

本町橋石碑とヨウコウザクラ。
ヨウコウザクラと石碑の色の対比がいいなあ。
ヨウコウザクラ。ソメイヨシノより色がはっきりしていて綺麗。
ヨウコウザクラ。ソメイヨシノより色がはっきりしていて綺麗。
ヨウコウザクラ。

東横堀川のほとりに、こうして言葉が残されていること。
花を見に来たつもりでも、ふと立ち止まってしまいます。

井原西鶴氏文学碑。
日本永代蔵はまだ手をつけてないです。ごめんなさい西鶴さん。

水辺に咲く花と、石に刻まれた言葉。
どちらも、この街に流れてきた時間の一部なのかもしれません。

よろしければ「春の入口」シリーズもご覧ください・

「春の入口 ― 高津宮の枝垂れ梅を見に行きました」https://hananoshow.com/kozugu-shidareume/

「春の入口2ー中之島へ散策に行きました」ソメイヨシノももうすぐ。https://hananoshow.com/hanjitsu-nakanoshima-sakura/

この記事の著者
花菜(hana)/井上 宏
大阪市中央区・船場エリアで50年以上続く花屋「花菜(hana)」の代表。
1級フラワー装飾技能士として、開店祝い・法人向けフラワーギフト・
日常の花贈りまで幅広く手がけています。

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